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鈴木会長が第25回日英ビジネスパートナーシップセミナーを開催

2023年10月30日、当会会員でもある一般社団法人　日本貿易会との共催で、日本貿易会の会議室にて、第25回日英ビジネスパートナーシップセミナーをハイブリッド開催いたしました。約60名の会員、関係者の方々に会場、オンラインでご参加いただきました。

本年のテーマは、英国が本年7月16日、ニュージーランドで、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定（CPTPP）への加入に関する議定書に署名したことを受け、「英国のCPTPP参加に伴う日英の第三国連携の可能性」といたしました。10月26日には、ケミ・ベイデノック 英国ビジネス通商大臣が来日され、28日に大阪において「日英戦略経済貿易政策対話」に基づき、西村大臣との間で重要鉱物の協力覚書(Memorandum of Cooperation)が締結されました。日英関係が、正に新たな時代に入ろうとするこのタイムリーな時期にセミナー開催となりました。

鈴木会長の開会挨拶、駐日英国大使館　ダレン・ゴフ公使参事官のご挨拶の後、経済産業省・通商政策局・経済連携課　山岸課長補佐より日本視点での「今後の日英協力」をテーマに講演頂きました。CPTPPへの英国の加盟手続きや日英にとってのメリット、日英協力の方向性、第三国連携に向けた動向などが説明されました。次に、当協議会のメンバーでもあるスタンダードチャータード銀行浅井日本代表兼最高経営責任者より第三国における金融連携について講演が行われました。UK輸出信用のメリット、両国の輸出信用を利用した第三国でのプロジェクトへのファイナンスの具体例や、今後のサプライチェーンの多様化における両国間の協力分野などが説明されました。
3人目の講師として、英国ビジネス・通商省キャサリン・メリーウェザー カントリー パートナー マネージャーより、英国側から見た日英連携についてオンラインで、講演頂きました。日英の第三国連携について、洋上風力、スマートシティ、都市開発、輸送インフラなどでの具体例を挙げ、日英のそれぞれの強みを生かした連携につき説明されました。各講師への質疑応答も活発に行われ、特に、今後の連携の拡大のための第三国連携案件創出のメカニズムなどについても議論されました。

講演後の懇親会では、当協議会副会長　一般財団法人　対日貿易投資交流促進協会（MIPRO）の樋口理事長よりご挨拶を頂き、共催頂いた一般社団法人　日本貿易会の河津専務理事より乾杯のご発声をして頂きました。駐日英国大使館、会員同士の間で、和やかな雰囲気の交流が行われ、盛会のうちに閉会いたしました。