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いたずら電話
Date:2015/01/29(Thu)
1月25日付ロイター電によれば、英情報機関の政府通信本部(GCHQ)のロバート・ハニガン長官を装ってかけられたいたずら電話が、キャメロン首相に直接取り次がれていたとのことです。
「首相府の報道官は声明で、問題の電話は25日にかけられたと発表、いたずらと分かった時点でキャメロン首相が電話を切ったことを明らかにした。また、同じく25日にGCHQにもいたずら電話があり、担当者が電話をかけてきた人物にハニガン長官の携帯電話番号を教えてしまったという。報道官は、いずれの場合も機密情報は漏れていないとした上で、今後は電話対応手続きを見直す方針を明らかにした。」
というような簡単な報道でしたが、もしISILによる人質事件がなければテレビでも触れられたかも知れません。
これが別の部署の話であればジョークで切り返すこともできるでしょうが、政府通信本部がこのような簡単なトリックに引っ掛かるようでは情報の管理に大きな疑問符が付いてしまうでしょう。
機密情報漏洩にばかり関心が集まってしまい、短い情報とはいえコミュニケーションの要ともいえるデータが簡単に漏れてしまうことへの警戒が薄いことを大いに反省しておかないといけないでしょう。今回は首相が気が付いて大事に至らなかったのですが(おそらく単純ないたずらだったのでしょう)、これがプロによる何らかの計画の一部であったとすると背筋が寒くなるような話です。
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